ホクロを取るタイミング
本来、ホクロは病的なもの以外は取る必要がありません。しかし、場所・大きさ・数によっては、その存在が悩みの種になることもあります。
特に「顔」にあるホクロは、人の印象を変えてしまうので、大きなコンプレックスとして抱えている方が多いようです。
近年の医療レーザー技術の進歩により、
「ホクロはレーザーで取れる」
この選択肢は今や広く周知され、「ホクロ除去」という選択肢はより身近で手軽なものとなってきました。
しかし、いざホクロ除去施術を受けるとなった場合、
・施術後に跡が残らないだろうか…
・ホクロが再発してしまうのではないか…
このような不安がつきまといます。
せっかく除去するのですから、跡を残さず、再発させない「ホクロ除去」が理想的ですよね。
実は、ホクロ除去を成功させるためには、「ホクロを取るタイミング」が重要とされているのです。
ホクロの再発は紫外線も原因の1つ
メラニン色素は紫外線に強く反応して黒くなります。
メラニン色素を含むメラノサイトという細胞が周囲よりも多く集まり沈着してできた細胞がホクロの正体です。
ホクロを除去してしまえば、紫外線の影響はないかというと、それはむしろ逆で、ホクロを除去した場所は紫外線の影響を特に受けやすくなっているので、細心の注意が必要となります。
医療レーザーでホクロ除去を行う場合、除去範囲をあえて程よいところまでに止めて行います。
それは、除去の跡が「クレーター状に凹んでしまう」「ケロイド状の火傷になってしまう」などというような事態を避けるためです。
ホクロの完全除去はこのようなリスクがあることから、除去範囲は慎重に最低限のところまでとしているため、少量のメラノサイトが残っているケースもあります。
したがって、施術後の患部はメラノサイトが残った状態で、しかも表皮で保護されていない、無防備な状態となります。
その状態で紫外線を浴びれば、すぐに残ったメラノサイトが反応し、ホクロ再発の原因となってしまうのです。
ホクロ除去は秋・冬のタイミングで!
ホクロ除去後の紫外線の影響を避けるためには、紫外線量の少ない季節に施術を受けるのがベストと言えるでしょう。
年間で紫外線量が最も低いのは12月です。
ちなみに7月は12月の4倍もの紫外線量があります。
また、日照時間も秋冬の方が圧倒的に短く、紫外線を浴びる時間は少なくなります。
「跡を残さず綺麗にしたい」「再発のリスクを避けたい」ということを重視するなら、紫外線の影響が少ない秋冬がホクロ除去のベストタイミングなのです。
また、ホクロ除去後は皮膚が完全に再生するまで最低3ヶ月の期間を要します。
紫外線量は3月頃から徐々に増加していきますので、計画的にホクロ除去を成功させるなら、少なくとも1月までには施術を済ませておきたいところです。
術後にマスクで患部を隠してても不自然でないことも、この季節ならではのメリットかもしれませんね。
どうしてもこの時期に受けるのが難しいという方は、ホクロ除去後の紫外線対策を徹底的に行うことを忘れないでください。
「ホクロ除去治療」エルビウムヤグレーザー
当院では、大きさや肌質に合わせたホクロ除去施術を行なっています。
1㎜〜3㎜くらいの比較的小さいホクロの場合は・・・
・エルビウムヤグレーザー治療
・電気凝固法
4㎜以上の比較的大きめのホクロの場合は・・・
・切開法
をおすすめしております。
この秋冬で「ホクロ除去」をお考えの方はぜひ当院へお気軽にお問い合わせください!
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<この記事の監修ドクター>
橋本晃典 医師
(日本形成外科学会正会員)
経歴
- 2019年3月福岡大学医学部医学科卒業
- 2020年4月社会保険田川病院
- 2022年4月福岡大学病院形成外科・美容外科
- 2024年1月岡山中央クリニック院長就任