高額なお買い物の際にとても助かるのが、ローンの存在です。これは美容関連の施術であっても同様で、この場合のローンは「医療ローン」と呼ばれています。
美容外科クリニックの治療には、注射を使用するだけの1回で終了する治療もあれば、医療脱毛のように数回~10回以上の施術が必要になる治療もありさまざまです。とくに治療が複数回に及ぶ場合、一括現金払いが難しいということもあるでしょう。
このようなときに役立つのが、医療ローンの存在です。それでは、医療ローンのメリットやデメリットはどのような点にあるのかご紹介します。
医療ローンのメリット・デメリット
それでは早速、医療ローンのメリットとデメリットについてご紹介しましょう。
医療ローンのメリット
まず挙げられるのは、医療ローンは医療行為に対して支払う医療費を対象としたローンであるということです。そのため、一般的な銀行ローンよりも全般的に金利が低いという特徴があります。
また、治療を受ける当日にまとまった大金を用意する必要がないというのも、大きなメリットとして挙げることができるでしょう。
たとえば医療脱毛の場合、季節的な要因を考えると施術を受けるのにベストなタイミングがあります。そのため、今、この時期に脱毛したいと考えたとしても、医療ローンの存在がなければ否が応でもその場で現金を用意するしかありませんよね。
このようなときに救世主になるのが、医療ローンなのです。
医療ローンのデメリット
医療ローンには審査があり、手続きが少々面倒です。また、医療脱毛で医療ローンを組んだ場合、医師や看護師との相性が悪くて医療機関を変えたいと思っても、それが難しいという側面もあります。
さらに、信販会社によって金利や手数料が異なるため、支払金額が大きく膨らむ可能性もあるでしょう。医療脱毛で医療ローンを組むのであれば、このようなデメリットもあることを頭に入れたうえで、慎重に医療機関と信販会社を選ぶようにしてください。
医療ローンは主婦や学生でも組めるの?
仕事を持たない専業主婦の方の場合、配偶者に安定した収入があれば医療ローンを組むことが可能です。ただし、その際には配偶者の会社や配偶者ご本人に確認の電話連絡が入ることがあります。
また、学生の場合は、19歳未満だと親権者を保証人としなければならないこともあります。そのため、あらかじめ親権者の承諾を得ておかなくてはなりません。
一方、学生でも20歳以上でアルバイト収入がある方であれば、収入があるとみなされることが多く、医療ローンを組めることがあります。
ただし、医療ローンは総量規制に基づいて一定の条件をクリアしていなければなりません。とくに年収の3分の1を超える金額のローンの場合は、審査に通らないことがあるでしょう。
医療ローンの種類について
医療ローンには、出産費用や不妊治療のためのローン、審美歯科治療のためのローン、レーシック手術やワキガ治療に対応したローン、美容治療のためのローンがあり、医療脱毛の場合は、美容治療のための医療ローンとなります。
ただし、いずれの医療ローンであっても、組むに当たって信販会社の審査基準をクリアしていることが条件となりますので、その点は事前に理解しておきましょう。
おわりに
今すぐに医療脱毛を開始しておかないと、来年の夏に間に合わない。そう考えたときに持ち合わせがないと、本当に焦ってしまいますよね。
そのような悩みを解消してくれるのが医療ローンです。しかし、医療ローンを組むに当たっては、それぞれの信販会社の審査基準をクリアしていることが条件になりますので、まずはこの部分について、しっかりと押さえておいてください。
また、審査基準は信販会社によって厳しいこともあれば、緩いこともあります。つまり、1件目の審査で断られてしまったとしても、2件目ではOKとなることも十分に考えられるということです。
医療ローンの審査が心配な方は、美容外科クリニックがどのような信販会社と提携しているのか事前に確認し、まずは審査基準が緩めな信販会社と提携している美容外科クリニックを選んでみてはいかがでしょうか。
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<この記事の監修ドクター>
橋本晃典 医師
(日本形成外科学会正会員)
経歴
- 2019年3月福岡大学医学部医学科卒業
- 2020年4月社会保険田川病院
- 2022年4月福岡大学病院形成外科・美容外科
- 2024年1月岡山中央クリニック院長就任