特に薄着の季節が近づいてくると、腕や脇などの脱毛を考える女性が増えてきます。そして、そこで思い立つのが脱毛によるムダ毛処理ですね。
とはいえ、脱毛にはさまざまな種類があり、それぞれにメリットもあればデメリットもあり、特にご自身の肌質に合わない脱毛方法を選んでしまった場合では肌トラブルに発展することも考えられます。
脱毛をお考えの方は、今回ご紹介する脱毛方法を参考に、ご自身の肌質や目的に合った脱毛方法を見つけ出してみてくださいね!
脱毛の種類とメリット・デメリット
それでは、4種類の脱毛方法のメリット・デメリットをご紹介しましょう。
ワックス・毛抜き
狭い範囲であれば毛抜き、広い範囲であればワックスによって脱毛することが可能です。これらの方法は、その場で気になるムダ毛とオサラバすることができるという点にありますが、毛穴とその周辺の組織にかかる負担が大きいため、脱毛後に炎症が起こる可能性があります。
さらに、この方法で脱毛を続けていると、埋没毛が起こってしまうことがあるという点も無視できません。ワックスや毛抜きはとても便利な脱毛方法ではありますが、この方法で脱毛を行うのであれば、処理後の保湿ケアは欠かさずに行いましょう。
また、お肌への刺激が強いという部分を考慮するのであれば、敏感肌の方には適さない脱毛方法であると考えてください。
家庭用脱毛器
家庭用光脱毛器または家庭用レーザー脱毛器でのセルフ脱毛は、お好きなときにお好きな部位を脱毛することができる点がメリットです。
この脱毛方法には特にデメリットの部分は見当たりませんが、すべてが自己責任ですので、万が一の肌トラブルが起こった際にも、すべて自己責任で治療を受けなければならないという点でしょう。
光脱毛
脱毛エステなどで行われている脱毛方法です。お肌への刺激が少ないため、施術中の痛みをほとんど感じることなく、脱毛を行うことができるというメリットがあります。
また、一度に広範囲を照射できるという点も、メリットとして挙げることができるでしょう。ただし、脱毛サロンによっては勧誘が激しく、高額なコースを勧められることがあります。
医療脱毛
ニードル脱毛または医療レーザー脱毛を医療脱毛と呼び、どちらも永久脱毛に分類されます。特にニードル脱毛は、その場でムダ毛をなくすことができ、一度処理した毛穴からの毛の再生率が非常に低い点もメリットです。
ただし、施術費用は全般的に高額で、施術中には強い痛みを感じるというデメリットを持っています。
また、医療レーザー脱毛も施術中に痛みを感じる脱毛方法ではありますが、その痛みはニードル脱毛ほどではありません。この脱毛方法は脱毛サロンの光脱毛よりも高い脱毛効果を得ることができるといわれていますが、医療機関に導入されているレーザー脱毛機によっては、日焼け肌NG、顔の産毛NGとなっていることもあります。
セルフ脱毛のトラブルはこうやって回避!
コスパを最重視するのであれば、セルフ脱毛に勝るものはありません。ですが、セルフ脱毛の欠点は、万が一のトラブルの際、皮膚科や形成外科、美容皮膚科、美容外科などで治療を行う必要性があります。
そのようなことにならないためには、ワックスや毛抜き処理後には確実に脱毛部分の保湿を行う、家庭用脱毛器での処理後には、処理当日には熱い浴槽のお湯に浸からず、たっぷりと保湿ケアを行うなどのケアを行っておくことが大切です。
おすすめは医療脱毛
安全性を重視するのであれば、やはり医療脱毛が最もおすすめできる方法です。
ニードル脱毛
専用の電極針を毛穴から挿入し、毛穴奥の毛母細胞を破壊する方法です。また、効果が強いため、半永久的な脱毛効果を期待することができるでしょう。
この方法は、医療機関によって料金形態が異なり、ムダ毛1本ごとに料金が発生するケースと、施術時間で料金が発生するケースがあります。ニードル脱毛は、確実に脱毛を行うことができる方法ではありますが、1部位あたりの脱毛期間が長いため、お急ぎの方にはあまりおすすめできません。
レーザー脱毛
黒色にレーザーが反応する性質を生かし、表皮からレーザーを透過させて、毛根組織にダメージを与える方法です。
この脱毛方法は1回で脱毛効果を実感することはできませんが、施術時間が短く、高い脱毛効果を得ることができます。痛みも比較的少ないので、ニードル脱毛よりもおすすめできる脱毛方法です。
また、最近では日焼け肌にも対応しているレーザー脱毛機も登場してきています。希望される場合には、蓄熱方式を採用したレーザー脱毛機を導入している医療機関を探してみましょう。
おわりに
今回は4種類の脱毛方法をご紹介してきましたが、どの方法がベストだということは、一概にはいえません。ですが、最も安全・確実に脱毛を行いたいのであれば、医療脱毛ということになります。
医療脱毛は美容外科クリニックなどの医療機関で受けることができますので、ご興味のある方は、ひとまずカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
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<この記事の監修ドクター>
橋本晃典 医師
(日本形成外科学会正会員)
経歴
- 2019年3月福岡大学医学部医学科卒業
- 2020年4月社会保険田川病院
- 2022年4月福岡大学病院形成外科・美容外科
- 2024年1月岡山中央クリニック院長就任