春は肌へのストレスがいっぱい
穏やかな暖かい日差しの日が少しずつ増え、桜の季節となりました。
春の新しい生活のスタートは楽しみも多い反面、慣れない環境下でストレスを感じることも…
また急速な気温の変化、花粉などの影響も加わり、この季節に「肌の調子を崩してしまった」という報告が多いのも事実です。
知らないあいだに、こんな場所にニキビが!!!なんてこともありますよね。
ニキビもまた代表的な肌トラブルのひとつです。
今回は、ニキビの進行度合いによって異なるニキビの種類や、正しいケア方法について詳しくお話しします。
ニキビには何種類ある?
ニキビは、若い頃にできる「思春期ニキビ」と成人してからもできる「大人ニキビ」があります。
「思春期ニキビ」は成長期の活発な皮脂分泌による毛穴のつまりがアクネ菌の繁殖を促し発生します。
「大人ニキビ」の原因は、肌の乾燥・食生活の乱れ・飲酒・喫煙・ストレス・質の悪い睡眠・間違ったスキンケア・合っていない化粧品・ホルモンバランスの乱れと多岐にわたります
そして、思春期ニキビ・大人ニキビ共に、ニキビの進行状態によって次のような種類に分類され、対策方法やケア方法が異なります。
白ニキビ
一般的に「コメド」と呼ばれているニキビです。皮脂が毛穴の中に詰まり、その毛穴を角質が塞いでしまっている状態。毛穴から皮脂の頭が少し飛び出した状態のため、肌表面にブツブツと白いニキビとして現れます。
まだ炎症を起こしていない段階なので、痛みはありません。
< 対策 >
アクネ菌の繁殖を抑えるために、肌を清潔に保つことが重要です。毛穴を塞いでいる角質を取り除き、毛穴に皮脂が詰まらないようにケアをしましょう。
黒ニキビ
肌表面に飛び出した白ニキビが、空気中の酸素によって黒く酸化した状態が黒ニキビです。黒ニキビも炎症はしていないので、痛みはありませんが、ポツポツと黒い点として目立つので、肌を汚く見せてしまいます。
< 対策 >
対策は白ニキビのケアと同じです。皮脂の酸化を防ぐために、ビタミンC配合のスキンケアをプラスするのもおすすめです。
赤ニキビ
毛穴の内部でニキビの原因となるアクネ菌が増殖し活性化すると、炎症を引き起こします。炎症により赤く腫れ、痛みを伴うニキビです。
刺激によって炎症が広がることがあるので、さわったり潰したりしないことが大切です。
また、症状が悪化すると、炎症が治まった後もニキビ跡として残ってしまう可能性が高くなります。
< 対策 >
極力ニキビへの刺激を避け悪化しないようにしましょう。炎症を抑える効果のあるスキンケアが必要ですが、炎症がひどい場合は早めに医療機関を受診しましょう。
黄ニキビ
黄ニキビは炎症が進み真皮内に膿が溜まって腫れ上がった状態のニキビです。
炎症が強く、毛穴の壁を押し広げ破壊するので、のちに真皮まで凹んだクレーター状のニキビ跡になってしまう可能性があるので、医療機関での適切な治療が必要です。
< 対策 >
炎症を抑え込む治療が必要ですが、黄ニキビは赤ニキビがさらに重症化している状態なので、医療機関の早めの受診が望ましいでしょう。
医療機関でのニキビ・ニキビ跡治療
ニキビ治療は、のちにニキビ跡で悩まないためにも適切な処置が重要です。
当院では患者様の肌質に応じた
「ニキビ治療」「ニキビ跡治療」を行っています。
Wピーリング
皮膚にピーリング剤を塗布することで古い角質を酸の力で取り除く治療です。 まず、気になる部位にピーリング剤を塗布した後、活動性のある赤い部位にさらに濃度の高いピーリング剤を塗布し、Wの効果を狙います。
ピコフラクショナルレーザー
お肌のツヤやハリを蘇らせ肌質を改善し、肌を若返らせるレーザー治療です。 ニキビ跡や傷跡の改善に効果を発揮します。
ダーマペン
皮膚の表面に、微細な刺傷を加えることで、肌が本来持つ治癒力を引き出し、コラーゲンを増殖させ、皮膚の再生を促す治療です。目元の小ジワ、ニキビ跡、妊娠線、傷跡、毛穴の開きなどの改善に効果を発揮します。
当院では、患者様の肌質や症状を見極め、患者様に一番適したニキビ治療・ニキビ跡治療をご提案します。ぜひお気軽にご相談ください。
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<この記事の監修ドクター>
橋本晃典 医師
(日本形成外科学会正会員)
経歴
- 福岡大学医学部医学科卒業
- 社会保険田川病院
- 福岡大学病院形成外科・美容外科
- 岡山中央クリニック院長就任